ラフレシアと人食い花ごっこ!直径5m以上で人の体もスッポリ入る?

ラフレシア人食い花ごっこ! 世界自然遺産のキナバルパーク
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直径5m以上の大きさのラフレシアにいきなり遭遇したら、どうするか?! 世界最大の花と言われているラフレシアだが人どころかハエを食べたりすることもない。実はいたって温厚なラフレシアさんは、気持ち悪い花とか臭い花というイメージを持たれているようだが…?

僕たちは Airbnb でコタキナバルのプール付きコンドミニアム に2泊したあと、ボルネオ島を自力で冒険するために、レンタカーを借りた。

今回はそのレンタカーでドライブをしながら、東南アジアの最高峰キナバル山の麓まで行ったときのブログだ。想像を遥かに超える大きさのラフレシアは「世界自然遺産キナバルパーク」にあった……。

ポケモンになったラフレシアの印象

世界最大の花としても、その名をとどろかせるラフレシア。世界で東南アジアの一部の地域にしか生息せず開花シーズンは決まっていない。

そのうえ、ひとたび花を咲かせると、たったの数日ほどで枯れてしまうという。これを聞くとまるで幻のような花だ。

ラフレシアのイメージは、子どもの頃にとある百科事典の写真で見た、ハエの群がる様子。

実際、ラフレシアのことを Wikipedia にて調べると 「死肉に似た色彩や質感のみならず、汲み取り便所の臭いに喩えられる腐臭を発する」 などと記述されている。

ポケモンになった割には印象が悪い……ということで今回は、僕がラフレシアさんの好感度をあげてみようと思う。

ラフレシアは全て臭いわけではない

ラフレシアはすべて臭いワケではない

Photo by Steve Cornish

そもそもラフレシアと一口に言っても、他の花(例:サクラやウメなど)がそうであるようにラフレシアには24種が存在しているらしい。

そして、全てのラフレシアが臭いわけではないとのことだ。ボルネオ島のコタキナバル周辺に生息しているラフレシア・ケイティ (Rafflesia Keithii) と、ラフレシア・プリセイ (Rafflesia Pricei) も無臭とのこと。

上の写真のラフレシア (Rafflesia Keithii) では大きさ約80cmだそうだが、意外とかわいいではないか。

実は人食い花でも食虫植物でもない

食虫植物のハエトリグサ(Venus Flytrap)

Photo by Jason

ラフレシアは人食い花であるどころか、実際はハエトリグサ、ウツボカズラなどのように虫を取って食べたりすることすらないらしい。

ハエが群がっている様子などの強烈なイメージから、僕みたくラフレシアは食虫植物であると信じていた人もいるかもしれないが、意外にもそれは誤解なのだ。

代表的な食虫植物のハエトリグサ も、子供の自然教育やインテリア用に使われる結構人気の観葉植物。

キナバルパークの名物ラフレシア

ボルネオ島では、ラフレシアを見れなかったとしても、様々な動植物を見ることができる。

このキナバルパークでは、日本では見られない珍しい植物にも出会った。これだけで、自然と触れあうのが好きな人は十分楽しめるだろう。

フシギな巨大ゼンマイとキレイな花のような実

ジャングルジャングルぐるぐるな木

ラフレシアが人食い花でないのは既に説明したとおりだが、ボルネオ島のマレーシア領にある世界自然遺産・キナバルパークには、大人2人くらいはスッポリと中に入れてしまう、超巨大ラフレシアの名物オブジェがある。

本物のラフレシアに遭遇できるチャンスは滅多にないが、ここまで来ればラフレシアと一緒にこんな記念撮影ができる。妻が食べられた!

かわいいラフレシアのオブジェxキレイなお姉さん

もちろん、ボルネオ島では本物のラフレシアの花を見ることが可能だ。ただし、運が良ければの話である。多くの場所を知る腕の良いガイドに付いて貰わなければ、せっかくの移動が無駄になる可能性もある。

下に掲載をした CREA WEB では、ラッキーなことに本物のラフレシアを見られた人の体験が書かれている。紹介しておこう。

参考:ボルネオ島の意外な場所で世界最大の花ラフレシアに遭遇! ラフレシアの生涯を見学できる奇跡の庭 ― CREA WEB

ラフレシアさんをよろしく

ラフレシアさんをよろしく

ここまでで、ラフレシアさんに対する「臭い、汚い、気持ち悪い」というマイナスのイメージは「かわいい」と思える程にまで回復したのではないだろうか?

僕たちも今回ボルネオ島の旅で、ラフレシアについてのイメージがガラリと変わった。自然がいっぱいの旅行先では、こういう思い掛けない学びを得る楽しみがあって、子供の頃のようにワクワクするのが良い。

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ラフレシアもそうだけど、世界には行ってみてはじめて感動できることがたくさんある。まだボルネオ島は行けていないところもあるので、また機会があればぜひ行ってみたい。