ボリビアってどんな国? ウユニ塩湖以外でおすすめの観光地はどこ? 治安は大丈夫? どうやって行くの? などボリビアに対する様々な質問に答えるため、ベストシーズンのボリビアを3週間かけて旅行してきた内容と感想をこのブログにまとめておきたい。
先に結論を言っておくと、ボリビアへの旅行はとにかく2月~3月がおすすめ。理由はボリビア1番の人気スポット「ウユニ塩湖」で鏡張りを見やすい時期ということと、南米の他の国々を前後に見て回るのにも都合が良いということ。前回のブログで取り上げた「パタゴニア」や、次のブログで書いている「ガラパゴス諸島」等々、南米での夏にあたるこのシーズンには「ボリビアから足を延ばしたい国」が目白押しなのだ。
ボリビアの治安と物価について
まずは気になるボリビアの治安と物価について。このあたりはインターネットで検索すればたくさん情報が出てくるので、3週間のボリビア旅行がどうだったかを中心に書いておく。
治安や物価が気にならないという方は、読み飛ばしておすすめ観光地の情報からどうぞ。
ボリビアは安全な国だと思う
僕たちは夫婦で旅行をしているので一人旅とは少しワケが違うかもしれないけど、3週間のボリビアでの滞在中に「怖い」とか「身の危険を感じる」とかそういったことはなかった。むしろ快適というか居心地の良い雰囲気で、地元のマーケットへも気軽に足を運べる。
治安が良く安全という話とは少しズレるかも知れないけど、街中を歩いていて、ジロジロと見られたり、しつこく付きまとわれたりということもなかった。観光客を見慣れているからというわけではなく、ボリビアの人はシャイで大人しい性格の人が多いのかなと感じた。
ただし、国家としては社会主義の一面があり、周辺諸国との関係はちょっとこじれている。特にチリとは「海に面している地域の所有権」を巡って対立関係にあるようで、戦争の前にボリビア領だった地域の無償返還を主張しているようだ。テレビでは大統領や国民たちが「ボリビアの子どもたちに海を」と声を荒げていたし、デモなどで一致団結をしたときには普段見せない一面を見せるタイプの国柄らしい。ボリビアの人の前では、海の話は慎もう。
ボリビアの物価は南米で最安
ボリビアの物価は南米で最安とされている。飛行機のチケットさえ早めに予約しておけば、あとは安心して観光を満喫できるはずだ。そう、前回のブログで書いた「パタゴニア」では日本より物価が高かったので、ボリビアの物価の安さは1つの大きな魅力といえる。
通貨単位はボリビアーノで、海外ATM対応のクレジットカードやデビットカードさえ持っていれば、ATMからも簡単に現金を引き出せる。USドルも広く流通しており、空港タクシー、ホテル、レストランなどでは問題なく使えた。緊急時にはUSドルが役に立つだろう。
ボリビアの物価がどれほど安いかの参考として、いくつか値段の例も挙げておく。いずれも2018年3月時点。なお、観光地の詳細についてはこのブログ記事で後述している。
食費
- 水(2L)
- 7ボリビアーノ(約110円)
- トマト1個
- 1ボリビアーノ(約16円)
- スイカの切り売り
- 2ボリビアーノ(約31円)
- アボカド1個
- 3.5ボリビアーノ(約55円)
- ぶどう500g
- 5ボリビアーノ(約78円)
- レストラン1食あたり
- 30ボリビアーノ(約470円)
観光・レジャー費
- ラパス楽器博物館入場料
- 5ボリビアーノ(約78円)
- ラパス国立民族博物館入場料
- 20ボリビアーノ(約310円)
- 月の島・太陽の島へのボート往復料金
- 30ボリビアーノ(約470円)
- 月の島の入場料
- 10ボリビアーノ(約156円)
- 太陽の島の入場料
- 10ボリビアーノ(約156円)
- ウユニ塩湖ツアー料金
- 130ボリビアーノ(約2,020円)
- スクレ恐竜博物館入場料
- 30ボリビアーノ(約470円)
宿泊・滞在費
- ホステル1泊
- 80ボリビアーノ(約1,250円)
- ホテル1泊
- 160ボリビアーノ(約2,500円)
- アパート1週間レンタル(Airbnb)
- 630ボリビアーノ(約9,800円)
交通費
- タクシー町乗り
- 10ボリビアーノ(約160円)
- 長距離バス(ウユニ-スクレ間)
- 70ボリビアーノ(約1,100円)
- 夜行バス(スクレ-ラパス間)
- 180ボリビアーノ(約2,800円)
- 電車(オルロ-ウユニ間)
- 155ボリビアーノ(約2,400円)
ボリビア旅行で役に立ったサイト
ホテルかホステルなら大手の Booking.com か アゴダ で予約するのがおすすめだが、ラパス、スクレ、ポトシといった街では Airbnb でアパートを丸々借りる方が快適な旅になるはずだ。僕たちも「ラパス」と「スクレ」に滞在したときは Airbnb を利用した。
まだ Airbnb を利用したことがない人は、メッセージを添えて Facebook で友達申請 してくれれば、7,500円分の割引クーポンもシェアしている。ぜひ気軽に友達申請して欲しい。
Airbnb では、3日以上、1週間以上、1ヶ月以上など、滞在期間によって、段階的に割引が適用されることが多い。同じ街でゆっくり滞在するときは Airbnb を使うと断然お得だ。
またラパスでは、スマホでネット接続できるようにして「Uber」を使うのも便利だった。普通にタクシーに乗るのと同じか安いくらいの料金で、値段交渉や現金の受け渡しも不要になる。Uber アプリには運転手を評価する仕組みもあるため、サービスの質も良い。
ボリビアの魅力ある観光地
ボリビアの面積は日本の約3.3倍と広く、魅力ある観光地がたくさんある。1回のボリビア旅行ですべて見て回ることは、時間に余裕があったとしても難しいだろう。今回は僕たちが約3週間のボリビア旅行で訪れてきた5つの場所を紹介していく。
1. ボリビア観光の拠点地ラパス
ラパスの全観を初めて見渡した人は、思わず「おぉ~っ!」と声を上げてしまう。写真では伝わりにくいが、急な山の斜面に所狭しと建ち並んでいる建物の数には圧巻だ。ユニークな街並みで景色をなかなか忘れることができない、そんな特徴的な街がラパスである。
ラパスは飛行機でボリビアへ来るときの玄関口である場合が多い。またペルーのクスコからバスで国境を超えて来る人たちにとっても、このラパスは必ず通ることになる。とにかく、ほとんどの旅行者にとって、このラパスはボリビア観光の拠点地となる場所である。
またラパスは事実上ボリビアの首都であり、その街中は「Mi Teleférico」というモダンで綺麗なケーブルカーが「市民の交通機関」かつ「観光客の便利な足」として機能している。
ラパスには急な坂道が多いせいで古い車などは黒い排気ガスを吐きながら走行しているが、ケーブルカーに乗れば悠々と上からラパスの街並みを眺められるので良い。天気が良ければ夏でも「雪化粧をしているアンデス山脈の山々」を望むことができる。
なお、ラパスの標高は3,640mであり、飛行機でラパスに来ると「いきなり富士山の山頂に降り立つかのような状況」になってしまう。高山病にかかる人も少なくない。激しい頭痛が高山病の特徴で、発熱、睡眠障害、吐き気などを伴って入院してしまった人の話も聞いた。
僕も3日間ほど軽い頭痛と息切れが続いたのだが、何年か前の週末に強行で富士登山をしたときのことを思い出した。高山病は命の危険もあるので、対策はしっかりしておきたい。
実は、国際空港のある「エル・アルト」の標高は4,000m以上なので、富士山よりも高い。上の写真は、ケーブルカーで「エル・アルト」方面へ行ったところの展望デッキで撮影したもの。普通と比べると空気の薄さは半分程度になるとのことなので、もし高山病になるのが心配な人は、コロンビアのボゴタ(標高2,640m)辺りの標高で体を慣らしておこう。
高山病にさえ掛からなければ、僕たちも訪れた「楽器博物館」と「国立民族博物館」はボリビアの文化と歴史を学ぶのにおすすめのスポットである。館内で写真を取りたい場合は入場料とは別に料金を支払う必要があるが、それでもお手頃な値段だ。どちらの博物館とも見応えたっぷりなので、ラパスで時間があれば是非とも訪れてみて欲しい。
2. チチカカ湖畔コパカバーナ太陽の島
チチカカ湖(もしくはティティカカ湖)は、ペルー南部とボリビア西部の国境にまたがった標高 3,810 mに位置する淡水湖。10万年以上存続している古代湖であり、独自の生態系にはこのチチカカ湖にしか存在しない固有種を今も育んでいる。ボリビア側ではコパカバーナが観光の拠点となっていて、インカ帝国の発祥の地とされている太陽の島と月の島がある。
太陽の島ってどこ? という方は、以下で Google マップを参考に。オフラインのマップをダウンロードしておけば、意外と広い太陽の島でも迷うことなく散策できるのでおすすめ。Google マップでのオフラインマップのダウンロードの仕方はこちら。現地のスペイン語で太陽の島は「Isla del Sol」、月の島は「Isla de la Luna」と呼ばれている。
僕たちは「ペルー側チチカカ湖の観光拠点プーノ」も「プーノから行ける浮島ウロス島」も訪れていないが、ボリビア側のコパカバーナから訪れた「太陽の島」と「月の島」がとても美しかったので迷わずおすすめ。コパカバーナ⇔ラパス間は、バスで約4~5時間だ。
途中バスが湖を渡る風景も見もの。乗客は別途ボートに乗って湖を渡る。何故こんなことをするのかというと、ペルーの国境をまたがずにコパカバーナへ行くには、このティキーナの湖峡(Estrecho de Tiquina)でチチカカ湖を渡るしかないのだ。
コパカバーナに着いたら、ほぼ全てのレストランで「ニジマス」の料理が食べられる。味はあっさりしたサーモンといった感じで、レモンの絞り汁をかけていただくと美味。日替わりスープとセットで白飯とポテトフライとサラダと一緒に乗ったプレートは25ボリビアーノ(約390円:バナナチョコのデザートも付いてくる)だった。ここのレストランの名前は『Jardin Bolivia』、良心的な値段で雰囲気も良かったのでコパカバーナのおすすめ。
少し話がズレたが、コパカバーナはとても小さな町である。行動の選択肢は非常に少なく、食事をするか、月の島と太陽の島へ行くための申し込みをするか、次の目的地へ行くためのバスを予約するかくらいしかすることがない。食事を済ませたら早速、情報を収集する。
おすすめ「太陽の島」への行き方は、コパカバーナの町にあるツアー会社にて往復のボートチケットを購入するだけ。ツアーの申し込みというよりはただボートの往復チケットを予約するだけなので、日帰りで訪れるのではなく太陽の島に宿泊も可能である。
なお、ボートの予約時には月の島へも行くかどうかで料金設定が変わる。僕たちは月の島も訪れたのだが、料金は1人30ボリビアーノ(約470円)だった。月の島での滞在時間は約1時間。遺跡を見たり、花や蝶や小鳥を見たりしているとあっという間に時間となった。
再びボートに乗ると、今度こそ「太陽の島」へ。段々畑の途中にはお土産物を売る人たちの側に「アルパカ」や「ロバ」もいたりするが、もし彼らと一緒に記念写真を撮りたければ、5ボリビアーノをチップとして払う。僕たちは既にコパカバーナで子アルパカと記念撮影をしていたので、太陽の島のアルパカは遠くからのズーム撮影のみ(笑)
太陽の島はそれなりに小洒落ている宿泊施設もあるが、温かいシャワーやインターネットはあまり期待できないのが難点。宿泊するにしても、1泊だけで十分だとは思う。僕たちは、幸運にもお天気の良い日に日帰りでひと通り見て回ることができた。約2時間の滞在時間の後半には、マテ茶休憩も取って少しゆっくりできたくらいだ。
先に月の島へ行ったおかげなのか、僕たちは太陽の島に降りるとき港の反対側の位置で船を降りられた。そのため、とても広い太陽の島を一方通行で見て回れたことは大きい。なお、島の北側はコミュニティが観光客を拒否しているらしく、行くことはできなかった。最後は下の写真にある港から行きと同じ船に乗り、コパカバーナへ戻れば日帰りツアー完了だ。
3. 南米3大カーニバルがあるオルロ
オルロのカーニバルは日本ではあまり知られていないが、リオ・デ・ジャネイロ(ブラジル)のカーニバル、クスコ(ペルー)のインティ・ライミ祭りと並んで「南米3大カーニバル」と言われおり、2002年にはユネスコの無形文化遺産としても登録されている。
今回は僕が撮影のカーニバルの写真はないので、BBC World News の記事に掲載されているカーニバルの写真 を参考にして欲しい。ラパス国立民族博物館で見てきた伝統的な衣装を各地の代表者たちが身に纏い、行進して踊っている様子が見て取れる。タイミングが合えば最高だったのだが、実はカーニバルのスケジュールは毎年少しずつ変わるらしい。
なお、僕たちがオルロを訪れた別の理由は、ウユニの町まで電車で行きたかったからだ。その電車というのが、このオルロから出発する。昼間に通行する電車は火曜日と金曜日にしかないので、ベストシーズン前は念のため早く予約しておいた方が良いだろう。
ボリビアでのバスや電車の予約には Tickets Bolivia というサイトが便利だ。
オルロからウユニへ電車で行きたかった理由は3つあり、1つめは電車の車窓から少し違った景色が見られること。フラミンゴ、リャマ、アルパカなどの動物たちを眺めることができる。2つめは飛行機で行くよりも安いこと。3つめはバスでの長距離移動に飽きていたということだ。前回のブログで書いた「パタゴニア旅行」でもバス移動が多かったため、旅のスタイルに変化が欲しかったのだ。
僕たちがオルロを訪れたとき今年のカーニバルは終わってしまっていたが、オルロには激安のストリートマーケットと、ブラジル料理「Churrasco」を楽しめるお店「Churrasqueria」がたくさんある。ボリビア飯は前評判がもの凄く悪かったせいで心配していたけど、ラパスでもオルロでもウユニでもずっと美味しいご飯しか食べてないよ。
4. 絶対に外せないウユニ塩湖の鏡張り
お次はウユニ塩湖(スペイン語:Salar de Uyuni、英語:Salt Flat of Uyuni)である。この「ウユニ塩湖の鏡張り」を見たいがためボリビアへ行く人がほとんどではないだろうか?
実際にその上を歩いてみると、画像で見るだけでは感じられないことも体験できる。目線の高さやカメラの高さによっても反射具合が変わるので、写真だけでは全ては伝わらない。
この絶景の中を歩ける理由が気になる人も多いだろう。僕も知らないことだらけだったので現地でツアーガイドの方には色々と質問を投げた。そうすると楽しい話がたくさん聞けた。
ウユニ塩湖は世界最大の塩湖であり、真っ白な塩だけの世界が「新潟県に相当する広さ」に広がっている。塩湖の塩の濃度は海の10倍以上といわれ、表面にできる「塩の結晶」は薄いところでも数10cm、厚いところで何メートルにもなるとか。太古の昔、南アメリカ大陸の南海から続いていた「深い入り江」が地殻変動で塩湖となって、現在の標高は 3,656 m。
ウユニ塩湖に限らないが、ボリビアの観光地を巡ると、地球の歴史を感じずにはいられない。現地で申し込んだツアーは130ボリビアーノ(約2,020円)とお手頃価格だったので、何日も滞在して違う時間帯で何度もツアーを申し込む人がほとんどなことも頷ける。僕たちも結局、合計では4回のツアーに参加した。
完全な塩原となっている場所では、アイデアを出し合ってトリック写真を撮れるのも楽しい。誰かもっと面白いアイデアを付け足して「凄いトリック写真」撮ってくれないかな?
ツアーは最大6人~7人のグループで、そこで出会う人々は旅好きばかりだ。車の中は様々な言語が飛び交い、旅のエピソードや情報などを交換しあうという楽しみもある。
現地のガイドによれば、ウユニ塩湖の鏡張りが最も美しいのは6月~7月とのことだ。ただ、夏であり雨季にあたる1月~3月の方が気温が高い。ウユニ塩湖ではとにかく標高が高いので、早朝には夏でさえ氷点下になり得る寒さ。僕たちは青空を見る Daytime ツアー、日没と夕焼けを見る Sunset ツアー、満天の星空を見る Starlight ツアーに参加し、日の出と朝焼けを見る Sunrise ツアーは参加しなかった。星空ツアーに参加したとき、その寒さに耐えられないと思ったからだ。6月~7月だと、氷点下 20 度に達する日もあるとか…!
夏なのに超寒かったけど、満天の星空の下で「天の川」を見られたことはやっぱり感動した。こちらの夜空の写真は、岡野真幸さん撮影。ありがとうございました。
一方、昼間のツアーは日差しが強ければむしろ暑い! 塩湖から強い照り返しもあるせいで、ツアー参加前にサングラスと日焼け止めは購入しておいた方が良い。青空の下、ウユニ塩湖の鏡張りを楽しむたくさんの観光客たちが思い思いに写真撮影をしていた風景が印象深い。
こちらはまた別の日。風があったせいで完璧な鏡張りではなかったけど、Sunset ツアーでは夕焼けの鏡張りも思う存分に楽しめた。Sunset ツアーにだけ2回参加したのは正解だった。
今後もウユニ塩湖は、ボリビアで人気 No.1 の観光スポットとして発展していくだろう。
5. 世界遺産スクレと恐竜博物館
法律上は現在もボリビアの首都であるスクレ。事実上は既にご紹介した ラパス が首都として機能しているので、法律上は首都でありながらも古都という立場。日本でいうと京都のような立ち位置にある街だが、ヨーロッパのような綺麗な町並みと活気ある市場が特徴的だった。
しかもこのスクレ、実は京都より3年も早くにユネスコの世界遺産に登録されている。
スクレの綴りは Sucre と書くのだが、発音は違うもののフランス語で砂糖を意味する単語。 ヨーロッパ式の白い建物が建ち並んでいるうえ、チョコレート屋さんも多かったりするので「スクレ」という名前は何か砂糖と関係があるのかと思いきや、スペインからの独立戦争を成功に導いてボリビアの初代大統領となった人物「アントニオ・ホセ・デ・スクレ」が街の名前の由来だとか。広場の中心にも、初代大統領スクレの銅像が大きく飾られていた。
ちなみに、スクレの標高は ウユニ塩湖 や チチカカ湖 より低く、約 2,800 m。気候としては過ごしやすく、雨も少なく、高山病になる心配も少ない。大通りに出ればお洒落でモダンなお店もあるうえ物価はとても安く、ついつい長く滞在したくなる居心地の良い街である。
僕たちは Airbnb で1週間アパートを借りて、このスクレにはゆっくり滞在した。おすすめのチョコレート屋さんは「Para ti」という有名なお店。複数の店舗があるので、街を歩いていればすぐに見つかるだろう。ガイドブックなどでも紹介されているかな?
少し味見をさせて貰ったホットチョコレートのエスプレッソは、まさにとろける味わい!
そして、スクレから少し郊外にある恐竜博物館もおすすめ。街の中心にある広場の前から、恐竜博物館まで直行してくれる「DINOBUS」というシャトルバスが1日に2回出ている。
月曜日は休館日で、火曜日から日曜日までは11時と15時のバスがあるが、恐竜の足跡をすぐ間近で見られるガイド付き無料ツアーはに参加したければ、11時のバスに乗る必要がある(2018年3月時点)。最新情報は 公式ウェブサイト から「Schedule」をクリックすると確認できるはずなので、もし行かれる方は念のためにチェックを。
こちらはエントランス。恐竜博物館の正式名は「Parque Cretácico」で白亜紀パークの意。
なお、足跡を見に行くツアーでは崖を上り下りする必要があるので、できるだけ歩きやすい靴で訪れよう。ちなみに子供は立ち入り禁止なので、行ってからガッカリしないように。
崖の上からは頻繁に石が落ちてくるので、ツアー参加者は全員がヘルメット着用。
傾斜73度の崖にハッキリと残された大型恐竜の足跡。地球の歴史とロマンを感じる瞬間。この足跡は博物館の方から遠目に見ても凄いが、間近で見るとさらに凄い! テンションが上がる。崖に近づくと石が落ちてくるのでくれぐれも注意。あと足跡には触らないように。
他にも、巨大なアルゼンチノサウルスの実物大模型があったり、アンデス山脈の地殻変動の歴史が分かる説明が見られたり、とにかくウユニ塩湖とセットで訪れるとボリビアのことがよく分かると思うのでおすすめである。テンションが上がるテーマパークのような感じで、入場料も30ボリビアーノ(約470円)とお手頃なため、スクレに滞在するのなら行って損はないと思う。なお、写真撮影をする場合には入場料とは別に許可証が必要となる。
こちらは、ウユニ塩湖が海だった頃の南米大陸の地形。パネルは全てスペイン語で書かれているが、英語を話せるガイドさんがしっかり説明をしてくれる。昔のアディダスのシャツを着ていたのだが「これ恐竜の足跡みたいでしょ」と親父ギャグのセンスも抜群(笑)
ボリビア旅行で ウユニ塩湖 へ行くなら古都スクレにも足を延ばし、スクレでの滞在中には、是非この恐竜博物館も訪れて欲しいと思う。
アルゼンチノサウルスの実物大模型も首を長くして待っていることだろう。
ボリビア観光のまとめ
ボリビアで最も有名な観光地は「ウユニ塩湖」だろう。でも、広いこの国には他にたくさん見どころがある。今回ご紹介した「ラパス」「コパカバーナ」「オルロ」「スクレ」なら観光地としても知られており、情報集めも難しくない。ボリビアは安全で物価も安いので、せっかく「ウユニ塩湖」を訪れるなら、是非これらの観光地にも足を延ばしたい。
ボリビア旅行のベストシーズン
最初にも触れたとおり、ボリビア旅行のベストシーズンは2月~3月だ。1番の人気スポット「ウユニ塩湖」で鏡張りの絶景が見やすい時期だし、タイミングさえ上手く合えば オルロ のカーニバルも見られるだろう。チチカカ湖の太陽の島、古都スクレの街と恐竜博物館 などを比較的温かい気候の中で見て回れるのも嬉しい。
なお、2019年のオルロのカーニバルは、3月2日~5日に予定されている。ウユニ塩湖で満天の星空を見たければ、2月から3月の新月の週にウユニの宿を確保 し、前後に 「オルロ」 と 「スクレ」 を訪れるスケジュールで旅程を組むのが僕のおすすめ。スペイン語を勉強している人であれば 「スクレ」 で Airbnb を使った長期滞在も魅力的なはず。ここに書いた色々な内容が参考になってくれれば幸いである。