個人ブログのアクセス数を気にする前に確認すべきこと

個人ブログのアクセス数を気にする前に確認すべきこと
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個人ブログのアクセス数は、一般的なもので 1日平均およそ10程度 と言われている。これは、一般人のブログでは芸能人の人気ブログのようなアクセス数には届かないということだろうか? いや、待った。そもそも一般的なブログって何だろう? それはおそらく、別のエントリーでご紹介した「残念なブログ」を意味している。

事実として、個人ブログだからと言ってアクセス数が望めないわけではない。僕が推奨する「正解の個人ブログ」を作れば、すぐに「え? 普通のブログの1日平均のアクセス数って、10程度なの? そんなの信じられない」と言えるほどのアクセス数だって集められる。

ただし、個人ブログではアクセス数を気にする前に確認するべきことがある。ブログを始めたばかりでアクセスを増やしたいブログ初心者や、ブログのアクセス数が増えなくて悩んでいるブロガーの方は、まず以下の確認ができているかを見直してみよう。

個人ブログでアクセス数よりも大事なこと

個人ブログでは、アクセス数を気にする前にまず確認しておきたいことがある。もしブログを成功させたいのであれば、いずれアクセス数は必要となるが、はじめはアクセス数のことなどいったん忘れてしまい、次の大事なことが出来ているかどうか確認してみよう。

1.アクセス数を気にする前に「尖った個性」を身に付けられているか?
2.「尖った個性」を個人ブログのテーマとして前面に押し出せているか?
3.もしアクセスが急増したとしても恥ずかしくないプロフィールか?

なぜこんなことを確認するのだろう? もちろん、結果的には「アクセス数の増加」に繋がるからなのだが、次に、本当の理由を述べよう。

例えば、1日平均200程度のアクセス数が集まるブログを作れたとしよう。ところが、もしそのブログに「唯一無二の、ユニークで、オープンなプロフィール」を掲載していない場合、せっかく良いコンテンツを提供できていたとしても、大チャンスを掴むことができない。

逆に、アクセス数なんて気にせずプロフィールをしっかり書いている「正解の個人ブログ」の場合には、訪問者が「へー、こんな人がいるんだ。」と、顔と名前を覚えてもらえるだろう。コミュニケーションが取りやすくなれば、継続した「リアルなお付き合い」も生まれやすい。

個人ブログでは、アクセス数を気にするよりも前に、まず、プロフィールや自分の個性に気を使うことの方がよっぽど大事なのだ。

個人ブログを運営し始めると、ついアクセス数を気にしてしまう気持ちは良く分かる。ただ、いざアクセス数が増えたとき、ブログのプロフィールが「ペットの写真」と「ニックネーム」で「某○○で○○っぽいことしています」ではもったいなさすぎる! せっかくブログを書くなら、可能性のある大きな機会をつかみにいく心構えで続けよう。

個人ブログのアクセス数=スピーチの聴講者数と思え

個人ブログのアクセス数=個人スピーチの聴講者数

例えば、個人ブログのアクセス数を「リアルの世界」に置き換えて、次のように思い浮かべてみよう。ブログの1記事を、3分間の個人スピーチと考えるのだ。個人スピーチをする会場はとても大きな講堂で、何万人でも収容できる。あなたは、この大きな講堂のステージの上に「毎日」立ち、個人スピーチをしている。

つまり、1日の個人ブログへのアクセス数が200なら、あなたの個人スピーチを、「毎日」200人が聞きに来ていると考える。さらに、この200人の聴講者の多くは、あなたの話す個人スピーチ(話題)に興味がある人たちだ。さらに、その中には著名人やジャーナリストが紛れ込んでいるかもしれない。さぁ、どうだろう?

もし実際にこのようなチャンスを得たなら、自分の顔と名前を明かすのは当然のことながら、自分らしい自己紹介をして、オピニオンが中心のスピーチをするはずだ。そして、スピーチの後はどうか。自分の話を聴いてくれた200人の聴講者を前に、何の情報も公開せずにとっとと帰るだろうか? いや、もしスピーチに関心を持ってくれた聴講者がいたら、その人たちが自分に話しかけられるようにするはずだ。

しかし「残念なブログ」を見てみると、どうだろう?

自分の代わりに「ペットの写真」と「ニックネーム」を表に出し、舞台袖からスピーチをする人がほとんどだ。ましてそんな人が語る、昨日のランチの場所、食べたもの、値段や味の感想など… もうお分かりだろう。誰だって、そんなスピーチをする人に興味はない。というか、現代人はそんなに暇ではないのだ。

舞台袖で隠れてスピーチをする人が「毎日の来場者数」を気にしたところで、それが何になるというのか。しかも、こういう「残念なブログ」をしている人に限って、舞台の装飾や幕色を変えてみたり、表に出ているペットの写真を変えてみたり、無駄なことをしている。

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個人ブログを始めるにあたっての注意点

そう。個人ブログでは、アクセス数よりも「尖った個性」を万全に準備することが大事だ。

ここであらかじめ断りを入れておく。会社員としての個性しかない人は、誠に残念ながら、「個人ブログ」に向いていない。なぜか?  その理由は簡単だ。なぜなら、個人ブログでは会社員として「仕事先の話をインターネット上に公開すること」ができないからだ。

では、会社員が副業として「個人ブログ」を成功させることは諦めるしかないのだろうか? いやちょっと待った、こういう名ゼリフがある。

諦めたら、そこで試合終了ですよ…?

そのとおりだ、諦めてはいけない。もちろん、間違えても「企業内の情報を、匿名で公開する工夫」などしないこと。自分自身の人生を棒に振るだけでなく、多くの人に迷惑をかけることになるだろう。それから、会社を辞めればいいというわけでもない。そんなものは、個性でもなんでもない。

もう一度、大事なことを繰り返そう。多くのアクセス数を集められる「正解の個人ブログ」を始めるには、まず自分の「尖った個性」を発見することだ。人気芸能人や、カリスマ美容師、お騒がせアイドル、独創的アーティストに匹敵するような「尖った個性」である必要はない。

まずは「自分の個性」に気付き、その個性に「特技や趣味」などを “組み合わせる” ことで「尖った個性」を作り出すようにしよう。ブログでは、それを前面に押し出すのだ。

正解のブログのための「尖った個性」とは

ブログでは、自分の「尖った個性」を見つけることが大事

ブログのためのネタがうまく見つからない人は「自分とはまったく縁のない、最近の流行」に目を向けると良いだろう。そして、その流行にドップリ浸かってみると、あとは組み合わせで「尖った個性」になったりする。10代で本気の婚活とか、50代からの筋トレとか、そういうやつだ。それだけで十分なのである。

そんなに心配することはない。リラックスをして「マインドレスネス」の精神状態を作り、1時間ほど「どの分野なら自分が尖れる(目立てる)だろうか」と考えれば、いくつか案が出せるはずだ。アイデアを絞り出し、普段とは逆の発想もどんどん取り入れよう。

ここで必要な視点は、

  • 「話題性があるか」ということ
  • 「面白いかどうか」ということ

の2つだ。

例えば、「20年以上ヘビースモーカーな元ギャルママが、流行の電子タバコのフレーバーをレビューしながら禁煙に挑戦するブログ」とか、「中年メタボでスポーツは超絶苦手だけど、流行のボルダリングと筋トレに挑戦するブログ」とかだ。なお、カップルや家族として個性を出していくのも可能だし、人気がある地方のニッチ情報に誰より詳しくなるのも良い。

自分の「尖った個性」のイメージが浮かんできたら、どんなプロフィールでどういった記事を書いていくか、ブログを始める前にカテゴリの準備をしていこう。

アクセス数の多いキーワードに絞れ

自分の「尖った個性」にいくつかの「案」が出せたら、必ず、個人ブログを作り始める前に、それぞれの関連キーワードを Google トレンド で見てみよう。人々が「どんなキーワードを検索しているのか」リサーチするのだ。どんなに個性が尖っていたとしても、誰からも需要がない話題ばかりでは、さすがに書く意味がないからだ。

筋トレ、投資、英会話、年金など、実は、人気度の高いキーワードをカテゴリに選んで複数のブログ記事を書けば、アクセス数の大幅な増加が見込める。Google 検索でアクセス数の多い「今人気のキーワード」を調べることは、ブログ初心者こそチャレンジしてみて欲しい。

あとがき

ノートパソコンでブログを書く男性の手元

僕はまだ、このブログを始めてから1週間しか経っていない。しかし、このブログの方向性はとても明確だ。なぜなら、僕の個人ブログで書いていく「カテゴリ」は、すでに7つすべてが決定している。それは、自分が世間に押し出していくべき「尖った個性」について、ブログを始める前にしっかりと考え、ブログ全体の方向性を決めたからだ。

個人ブログをしている人たちの中には、「毎日更新しなければブログとは呼べない」だとか、「アクセス数を増やすには、記事を更新しないといけない」と主張している人もいるだろう。しかし実際のところは、記事数やアクセス数より、個人としての「尖った個性」を大事にする方がより魅力的なブログになりやすい。

最後に、アクセス数よりも大事なことに気付いたブロガーは、絶対にブレない。社長ブログ、政治家ブログ、芸能人ブログ、店長ブログなども、ペットやランチの話題が頻繁に出てきたら赤信号である。僕の推奨する「正解の個人ブログ」は、はじめに絞り込んだカテゴリのブログ記事に集中すること。それでこそ「尖った個性」に磨きがかかり、将来アクセス数が見込めるようになる。しかも、その方が継続もしやすいはずだ。何を書けば良いか悩むことも少なく、書くことにも集中できる。

ということで、最初のうちはブログのアクセス数で悩まず、まず個性を尖らせていこう。