ご存知だろうか? 日本は世界一のブログ大国 だということを。しかし一方で、とにかく「残念なブログ」が多い。そして、何よりもっと残念なのは、このような「残念なブログ」に対して、満足してしまっている人がいることだ。
本ブログでは継続的に「正解の個人ブログ」と「残念なブログ」の違いを解説している が、それは、世の「私にとってブログは大事なもの」と思う人たちに、「残念なブログ」などで決して満足して欲しくはないからである。
残念なブログを作る人たち
例えば、こんな人を想像してみよう。エリート企業のマーケティング部署に勤務していて、最近、婚活のために料理教室に通い始めたというモテモテのキャリアウーマン。もしくは、バイト代で念願のデジタル一眼レフカメラを購入した、イケメンの理系学生でも良い。
別にモテモテやイケメンである必要はないが、この2人は、パソコンやインターネットなど使い慣れている。さぁ、婚活、デジタル一眼レフカメラをキッカケに「ブログを始めたい」2人。加えて、ルックスも申し分ない。果たして、無事に「正解の個人ブログ」の公開まで辿り着けるだろうか?
答えは、ノーだ。
人々は、まず間違いなく「残念なブログ」に辿り着いてしまう。これは、とても悲しいことだ。読者も「残念なブログ」を作っていないだろうか? しかも、もう何年にも渡り更新を頑張っているとか? もし最初に「正解の個人ブログ」を作成していたら、今ごろは違った人生だったかもしれないのに。
残念なブログができあがる理由とは
さっそく、残念なブログに辿り着いてしまう人々の心理を「個人ブログのプロ」として考察をしてみた。まず、「残念なブログ」と「プロの個人ブログ」の作成ステップを纏めてみたので、読者自身で比較をしてみて欲しい。
なお、
赤の背景:残念なブログ
青の背景:プロの個人ブログ
である。
- ブログ作成サービスの選択無料のブログ作成サービスをひたすら比較する所有済みサーバーへ WordPress をインストール
- ブログ作成サービスの機能把握履歴書にかけるスキルでもないのに猛勉強するWordPress の基本機能はすでに把握している
- ブログのタイトル決定日本人らしく謙遜/自分を卑下したタイトルを考える尖った個性のあるユニーク (唯一無二) なタイトル
- ブログの登録カテゴリ決定食べ歩きやペットのカテゴリに頭を支配される尖った個性のカテゴリにのみ絞り込む
- デザインのカスタマイズ背景画像を選ぶのに2時間くらいポチポチするテンプレート使用 + 持っているスキルでカスタマイズ
- プロフィール作成ニックネームや某○○という曖昧ワードを必死に考える個性をありのままにシンプルに表現するのみ
- プロフィール写真の決定ネットで使えそうな動物やアニメの画像を検索する顔の分かる最近のベストショットを使用する
- プロフィール写真の編集スマホのデコアプリを駆使して著作権侵害を隠蔽するサイズ加工のみ
- ブログにいれる写真の撮影/決定ブログ用に外食したいと夫にせがみレストランへ著作権フリーの最適な写真素材を上手く検索
- ブログにいれる写真の編集他人にも写真を盗まれないようにと無意味な加工をするサイズ加工に加えデザイン加工もこなす
- 記事のタイトル決定キーワードを何も入れず「今日からブログをはじめます」キーワードを先頭に入れ目を引くタイトルにする
- 記事本文のライティング個人的な日記や備忘録としてあった出来事を書くだけ読みごたえある役に立つコンテンツに仕上げる
- ブログ公開
実は、正解のステップから残念なステップへと1度も踏み外すことなく、最後まで進む人はほとんどいない。これは、先ほどの「モテモテキャリアウーマンとイケメン理系学生の例」でも述べたとおりだ。ではなぜ、無意識のうちに残念なブログができあがるのだろうか?
第1の理由は、まず普通の人は、ブログ作成時に「一個人として社会と対立していくプロ並みの覚悟」など決めないからだろう。芸能人、社長、アーティスト、政治家、店長、こういったタイプの人には、プロとしての覚悟があるはずだ。このタイプの人たちに、正解の個人ブログが多いのも納得できる。
第2の理由として、日本人にありがちなメンタルブロックがある。何かしらの理由で、恥ずかしい、目立ちたくない、知られたくない、と感じているのだ。絶対に、心のどこかで。この壁を乗り越えなければ、まず「正解の個人ブログ」には辿り着くことができない。
さらに第3の理由を挙げるとすると、ほとんどの人は「正解の個人ブログの可能性」に気付いていない。実は、第1の理由で挙げたようなタイプの人でなくても、正解の個人ブログは作ることはできる。しかし、どうも皆「残念なブログ」を見慣れすぎているようだ。
結果、人々はこぞって「残念なブログを作る道」へと突き進み、無駄な時間ばかり掛けてしまう。そう、ある時点で「個人ブログのプロになる」という決心をするか、僕のこのブログを見つけたりしない限りは。
NO MORE 残念なブログ
さて、世の中が「残念なブログ」で溢れかえっている理由は分かった。そして「残念なブログ」に辿り着いてしまう作成ステップと、「プロの個人ブログ作成ステップ」も分かった。では、これからブログを始めようとする初心者、もしくは、残念なブログをやめて「正解の個人ブログ」を始めたいという読者は、どうすれば良いか?簡単である。
- ブログのプロとして、覚悟を決めろ!
- 堂々と、自分らしい記事で勝負しろ!
- 結果は必ずついてくる、突き進め!
僕は自分自身のことをブログのプロと名乗っているが、これからブログを始めたいという初心者も心配することはない。なぜなら、僕のブログを隅々まで読めば、決して「残念なブログ」など作らないはずだからだ。
それに、個人ブログのプロになるためには、1年ほどのブログの経験と考察で十分だ。むしろ、僕の場合は現時点で半年の経験すらない。
―「えっ?マジで?」という、読者の声が聞こえた気がする。しかし嘘ではない、本当だ。
そう。ヴァイオリン職人になりたかった「ジブリ映画、耳をすませば」の天沢聖司のように、本場のイタリアで10年間の修行を積んだりする必要などない。個人ブログで大事なことは、「正解の個人ブログを公開し、長年に渡り運営する」というゴールが見えているかどうか。たったこれだけなのである。
あとがき
残念なブログは、別に悪ではない。ストレス解消のはけ口、仲間内だけでの会話、自己満足くらいにはなる。また、ありふれたカテゴリを避け、他の人の役に立つ記事を書ければ、アフィリエイトでの小遣い稼ぎくらいも可能だろう。
しかし、それで本当に満足できるだろうか?自分らしい生活を楽しみながら、同時に、成功者への階段を登っていくことはできるだろうか?僕は、なるべく多くの人に「残念なブログ」から脱却してもらい、ぜひ有意義な人生を送って欲しいと、心から願っている。